SIGGRAPH 2007 4日目

SIGGRAPH も残すところ 2 日でした。

今日は、午前中はホテルでまったりしながら、レポートを書いたのち、論文の発表を見たりしましたが、思っていたほどおもしろいものではなく、少し残念でした。 午後からは、Fluid Simlation のコースがあったので、出席しました。 私は流体シミュレーションに興味があるのですが、これに関しての基礎はしっかりしているとはいえないので、明日の流体系の論文に備える意味でも、きちんと理解する必要がありました。

まず、このコースにおいては、流体が圧縮するということはアニメーションと関係ないという理由で、非圧縮性流体に的をしぼっていました。 さらに、流体のシミュレーションは大きく分けて、格子法と粒子法があります。 前者は、空間を格子に区切り、その格子の上で流れを表現します。 後者は、流体を粒子の集まりとして、粒子間の相互作用によって、流れを表現します。 このコースでは、主に格子法についてがメインでした。

内容の多くはいろいろと定義をして、論理を展開していって、といういたって普通の流れでやや退屈な感じもしましたが、離散化のしかた、式を項別に計算することについては、今までよく知らなかったので、ためになりました。

流体を表現するには、流体の表面がどこにあるかも同時に重要になってきます。 これに関することは、昨日のエントリでも書きました。 また、流体と固体を同時に表現するにも様々な手法があるようです。